2026元日のミサ

下関カトリック教会

皆さん、
まず初めに、新年あけましておめでとうございます。昨年色々大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
2026年の新しい一年が、神の恵みと平和、そして喜びに満ちた年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。ここにお集まりの皆さんお一人おひとりとそのご家庭の上に、主の祝福が豊かに注がれ、この一年が希望と刷新、そして愛に満ちた歩みとなりますように。

2026年の新しい一年の初めにあたり、私たちは神の母聖マリアの保護のもとに集まりました。新年の始まりは、感謝と希望、そしてこれから歩む道への思いを私たちの心に呼び起こします。今年の元日は、特に深い意味を持っています。というのも、私たちは 2025 年の聖年を終えたばかりだからです。聖年の終わりは、決して旅の終わりではなく、むしろ新しい歩みの始まりです。神の恵みによって受けた刷新を、これからの日常の中で生き続けるよう招かれているのです。

今日の福音の中で、「マリアはこれらの出来事をすべて心に納め、思い巡らしていた」と語られます。マリアは大きな計画や言葉ではなく、静かな「聞く心」から新しい歩みを始めました。神が自分の人生に何を行っておられるのかを、心の深いところで受け止め、思い巡らしたのです。聖年を終えた私たちもまた、同じように招かれています。小さな出来事の中に働く神の声に耳を傾け、家庭や共同体の中で互いに耳を傾け、自分自身の心の奥にある神の呼びかけを聞き分けることです。

また、昨年は教会と社会において新しい動きが見られました。2025年には新しい教皇(教皇レオ14世)が選ばれ、そして日本では初めて女性の首相が誕生しました。これらの出来事は単なるニュースではなく、信仰の目で見るなら、神が世界の中で新しい道を開き、希望を与えてくださっているしるしでもあります。神は今も歴史のただ中で働き、私たちを新しい未来へと導いておられます。

さらに、2026年は「午(うま)年」です。東アジアの文化において、馬は力、敏捷(びんしょう)さ、旅立ち、そして忠実さの象徴です。(うま)(どし)は、私たちに大切なことを思い起こさせます。力は神に導かれるときにこそ実りを生み、速さは正しい方向へ向かうときにこそ意味を持ち、旅は忠実に歩むときにこそ価値を持つということです。この一年、神が私たちに試練を越える力を、正しい選択をする知恵を、そして与えられた使命に忠実である心を与えてくださいますように願いましょう。

皆さん、
2026 年という新しい一年は、広い畑のように私たちの前に広がっています。分かっていることもあれば、まだ見えないこともあります。しかし、私たちは一人で歩むのではありません。マリアの「聞く心」とともに、教会と社会の新しい歩みに励まされながら、聖年の恵みを胸に抱き、午年の力と忠実さをもって歩み出すのです。神の母聖マリアが、今年一年、皆さんとご家族を守り導いてくださいますように。主が皆さんを祝福し、平和と希望に満ちた一年をお与えくださいますように。
そして、世界平和の日であるこの日にあたり、私たちは特に、聖母マリアの取り次ぎによって、全世界に平和が与えられ、また、共同体の一人ひとりとそのご家庭に主の平和が豊かに注がれるよう祈り求めましょう。

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