細江・公式司牧訪問・白浜司教様の講話・20260712

先日、白浜司教様が配布された資料を改めて読みたい方は、こちらをクリックしてください。資料をご希望の方は、カトリック細江教会の窓口までご連絡くださいますようお願いいたします。

以下は、2026年7月12日の公式司牧訪問に際して、広島教区の白浜司教様がカトリック細江教会の信徒の皆様に向けて行われた講話の要約です。

講話の要約:共に歩む、あたたかさのある教会づくり

聖霊に導かれ、信徒・修道者・司祭・司教が共に意見を聴き合いながら、初代教会のような「あたたかさのある交わりの共同体」を築いていくこと。

1. 教会の会議と意思決定プロセスの歴史的変化

教会が社会へ奉仕する精神を持つために、会議のあり方が歴史と共に大きく変化してきたことが語られています。

  • 第2バチカン公会議 (1962-1965): 教皇の招集を受けて、全世界の司教が集まり、教会の教義や方向性を決定する最高決議機関。社会の変化に合わせて教会が社会に奉仕する形へと変わる大きな転換点となった。
  • 世界代表司教会議(シノドス)の始まり: 教皇パウロ6世が創設。世界の代表司教が集まり、教皇を補佐するために特定のテーマについて話し合い、提案を行う会議へと移行。
  • 教皇フランシスコによる改革: 司教だけでなく、信徒、修道者、司祭の意見を広く聴き、それを下から積み上げていくプロセス(教区→国→大陸→バチカン)を導入。「共に歩む(シノドス)」教会へのシフトを強調した。

2. 教皇の遺志と「2028年 教会総会」への展望

  • 教皇フランシスコの遺言: 2024年に提出されたシノドス最終文書を、これからの教会の方向性として承認。その直後(2025年)に帰天された。
  • 新教皇レオ14世と2028年の展望: 現教皇レオ14世はその遺志を引き継ぎ、2028年に司教だけでなく信徒や修道者なども参加する「教会総会」を開催すると発表。世界中の多様なメンバーが教皇を中心に集まる新しい形へ向けて、現在その準備期間(実施ステージ)にある。

3. 広島教区における具体的な取り組み

広島教区では、信徒数が19,000人を切る現状のなかで、シノドス的な「共に歩む」体制を具現化するための組織づくりを行っている。

  • 教区宣教司牧評議会: 年2回(6月・12月)開催される、教区の重要事項を話し合う会議。
  • 平和の使徒推進本部: シノドスチームとしての役割を担い、2ヶ月に1回会議を行い、企画立案や決定事項の実行を行う。
  • 宣教ひろば: 毎年2月23日に開催。決定を下す場ではなく、「とにかく参加者の意見を自由に聴き、分かち合う」ための場。第3回では「信仰共同体の現状と直面している困難に光をあて、ともに歩むあたたかさのある教会をめざすために、わたしたちはどのような働きに呼ばれていますか」ということをテーマに話し合いが行われた。

4. これからの教会の姿(初代教会に倣う)

講話の最後に読み上げられたまとめの文書には、今後の教会のあり方に対する強いメッセージが込められている。

  • 初代教会への回帰: 過去に戻るのではなく、神の言葉、祈り、感謝の祭儀(ミサ)を源泉とし、現代の新しい形で「生きた交わりの共同体」を息吹かせること。
  • 「評価を手放す」聴き合い: 効率的な議論ではなく、互いの違いを尊重し、素直に語り聴く「霊における会話」を通して、違いをあたたかさと一致へ変えていく。
  • 生活の中での証: 信仰は、言葉による説明や制度によって伝わるものではなく、「出会い」と「あたたかさ」の中で伝わるもの。家庭、職場、地域へとそのあたたかさを広げていくことが、これからの宣教である。

第3回宣教ひろば(司教さまのまとめ)

広島教区におけるシノドス

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